ひと雨ごとに春の陽気を増し、東京でも桜の花が綺麗に開花しましたね!
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、本日2014年3月31日は初月(新月)ですね!
旧暦でいくと、今日が月の始まりでもありますが、ちょうど今日が週初めということもあり、今日は特に”始まり”を意識するには最適な日ですね。
美しい月の満ち欠け
私たちの暮らしが時代とともに変わっても・・・地球、天体の動きは変わらない。
夜空をぼーっと眺めていると、時として、『昔の人もこうして同じお月様を眺めていたんだな』と思うと、何か悠久のひとときを感じるときもあります。
月の満ち欠けは、月が地球の周りを回ることで、太陽、地球、月の位置関係が変化することで発生する現象です。 今日の新月の日は、地球と太陽のあいだに月がある時。そして、満月のときは、太陽と月に地球が挟まれるとき。太陽、地球、月の角度の変化にともなって、月の輝いてる部分の形が変わるのが月の満ち欠けなのです。
月は、新月から次の新月への一周が平均29.53日として満ち欠けをします。だから、旧暦の太陽太陰暦では新月の日が「1日」に、新月、上弦の月、満月、下弦の月をえて、ひと月の暦を29日、もしくは30日としていました。
月と呼応しながら暮らしていた私たち
古来から、人々は月の満ち欠けを頼りに、季節の変化を知り、暮らしてきました。
特に、私たち日本人は、平安時代から現在の太陽暦に改訂される明治5年まで、月の満ち欠けに基づいた旧暦の中で暮らしてきました。
天空に輝く月の満ち欠けは、周期的。
月が見えない夜もあれば、神々しく輝く満月の夜もある。自然と共に暮らすというのは、まさに自然がきざむ時とともに暮らすことでもあるのだなぁとしみじみ感じると共に、自然を観察する目がなければ気づくこともできなかったと思うと、古来の人々の叡智の凄さに驚きを感じるばかりです。
月の神秘
月に魅了される人は多くいらっしゃるかと思うのですが、恐らくそれは、月が時を刻むだけでなく、月の神秘的な力にひきこまれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
わかりやすいところでいくと、「潮の満ち引き」。
これは、月の引力と地球の自転で生じる遠心力というおもに2つの力がはたらいて起きています。
また、興味深いのは、月の満ち欠けのリズムは、生物にも様々な影響を与えているということです。
例えば、サンゴは満月か新月の夜に産卵し、アオウミガメは満月の夜に卵を産むことが知られています。こうした現象の理由はまだ化学的に解明されていないときくと、まさに月の満ち欠けの神秘だな、と思います。
そんな月の満ち欠けは、私たち人間の生理現象や生活にも深く関わっているともいわれています。女性の月経周期は平均28日、月の満ち欠けの周期は平均約29.5日なので、ほぼ同じサイクルになっています。
なぜなら、私たちの人体の水分量は約70%もあり、これは海が地球の面積の約70%を占めているのと同じです。つまり、潮の満ち引きが月の引力に影響されていると考えると、月の満ち欠けが人体に影響を及ぼすということも、自然なことのような気がしてきませんか?
新月と満月
満月の日は重大事故や凶悪事件が多い、といった話を聞いたことがありませんか?それは、満月の日は感情が高ぶりやすく、衝動的な行動をとってしまうことが原因だと考えられています。満月をみると狼人間になるといった話しも、なんだかノンフィクションに思えてしまいますよね。
満月の日は、月の引力に加えて、新月から月の形が丸くなっていくように、「満ちる」エネルギーも降り注いでくるとか。
一方で、新月は、”新たなはじまり”の日。
満月で満ちてきたものがまた0になり、この日を境に月は満ち始めますので、何かをリセットするのに最適な日といわれてます。また、直観が冴え、イメージしたものを現実化しやすいと言われています。
自分だけの特別な時間を
そういうわけで、今夜は新月の夜。
仕事を早めに切り上げて、自分一人のゆっくりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
明日からはじまる新しい生活にむけて、自分の生活習慣を見なおし、これからの夢をおもいっきり描いてみたり・・・!
今夜は、ぜひお部屋をリラックスの空間にして、自分自身と対話する時間を楽しんでみてください!
皆さまにとって、これから始まる春の生活がより幸せに満ちたひとときでありますように・・・・・・!