印香をつくった後の楽しみ方

Juttoku.店舗便り
Juttoku.の世界観や香りを五感で感じ取れるJuttoku.神楽坂弁天町店。本コラムでは、お店でのあれこれをお届けします。

印香をつくった後の楽しみ方

Juttoku.店舗では、お香づくり体験を開催しております。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございます。また、少しでも「お香づくり体験」にご興味をお持ちいただいてる方も、本日のブログでは「お香づくり体験」で作っていただいた印香の楽しみ方をご紹介いたします。

 

「お香づくり体験」では皆さまに思い思いの香りを調合していただきましたが、いかがでしたでしょうか。心に思い浮かぶ香り、心が欲している香り、創られた香りはまさにお客様ならではの香りに仕上がっていると思います。

 

2~3日風当りのいいところで乾燥

さて、ご自宅に戻られましたら、印香をいれている箱の蓋を開けてください。箱の中で動かないように真っすぐ持てる袋でお渡しさせていただいておりますが、万が一、箱の中で印香が動いてしまっておりましたら、恐れ入りますが、まずは元通りすべて平たく置きなおしてください。

まずは、印香の表面を乾燥させるので直射日光を避け風通しの良い所で自然乾燥させてください。

作っていただいたその日の晩で表面は乾燥しますので、翌朝になりましたら今度は裏面を乾燥させてください。

きちんと表裏を乾燥できたら完成です。

※注意※
きちんと表裏に返して乾燥させないと、黒い斑点となったカビがつきます。どうぞこの乾燥させる期間も愛情もって接してあげてください*

 

乾燥の目安について

乾燥したかどうかの目安の一つは、色の違いです。左側はきちんと乾燥して焚くことができる状態、右側はまだ乾燥が必要な状態。

調合して原料によって色がやや異なりますが、総じて、タブ粉に水を練り合わせて作ったときの”濃い茶色”から乾燥していくと”薄茶色“に変化していきます。

 

そしてもう一つは、硬さです。 ご体験いただいた方には実際に出来上がった印香を触っていただいておりますが、きちんと乾燥した印香は硬くなります。

もし、少しでもふにゃっとした柔らかさを感じた場合は、内側が乾燥できていない証拠なので硬くなるまでもう少し自然乾燥を続けてください。

 

火をつけて香りを楽しむ

作っていただいた印香の実際の厚さや大きさにもよりますが、当店で作っていただく印香であれば大体2~3日ぐらいで乾燥し終わります。

乾燥し終わった印香は、実際に火をつけて香りをお楽しみいただけます。

まずは、不燃性のお皿をご用意ください。そして、そのお皿の上に同封させていただいたお香立を置いてください。

そして、印香の先端に直接火をつけてください。

 

上下に軽く振って、炎を消し、

 

お香立の上に印香を平行に置いて、香りをお楽しみください。

 

 

香りを楽しむ

お香づくり体験をしていただいてから実際に作った香りをお楽しみいただくまで、しばしお時間をいただきますが、ようやく完成した印香に火を灯して香りを楽しむときは、なんとも言えない至福のときではないでしょうか。

当店で開催しているお香づくり体験では実際に自分の手で作ることでお香についてより身近に感じていただきたいという想いで行わせていただいておりますが、何よりも一番は実際にお香づくりで体感いただいたように、香りを聞きながら心静めてゆっくりと自分自身と向き合うひと時をお楽しみいただきたいと思っております。

ご自宅に戻ってからも、こうして作られたお香を焚きながらしばし心を休め、心を静める時をお楽しみいただけると何よりの幸せです。
ご体験いただき誠にありがとうございました。

 

 

 

Juttoku.お香づくり体験

Juttoku.店内の奥のこあがりの和室にて行っております。詳しくは、こちらをご覧ください。
Juttoku.お香づくり体験:http://juttoku.jp/exp/


 

 

 

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