早稲田に鎮座する神社。
「赤城神社」と共に牛込の総鎮守であり、八代将軍・徳川吉宗が奉納した流鏑馬が高田馬場流鏑馬として現在も続く由緒ある神社です。
赤い鳥居をくぐると階段がありますが、石段の左右にはきれいに色づく落葉樹が生い茂っており温かく迎えてくれているかのようで景観を楽しみながらあっという間に登りきれます。
石段を登りあがったところには立派な朱色の随神門。この門をくぐると大きく広がる境内にはいります。
本殿は慶安・元禄の設計絵図に基づいて再建されたといわれており、黒と金を基調とした剛健な印象をうける美しい本殿。御祭神は、應神天皇・仲哀天皇・神功皇后が祀られています。
めずらしい手水舎
穴八幡宮の手水舎は、布袋尊の像があります。
布袋尊の袋から水が出るという神社ではめずらしいつくり。
手水舎の隣には、徳川家光が奉納したと伝わる同型の水鉢が社宝にあるといわれており、その複製品がつくられ鎮座されています。
一陽来復
穴八幡宮といえば、「一陽来復」といわれるほど・・冬至から節分まで頒布される御守。
このエリアも、冬至の日には何時間待ちといっても過言ではないほど多くの人が待ち並びます。
境内のなかはどことなく幽玄の時に包まれる感じがしてとても落ち着きます。冬至の期間から節分までは、一陽来復の頒布期間のため境内も露店がでてとても賑やかではありますが、その雰囲気もまた一見ありです。
穴八幡宮
東京都新宿区西早稲田2-1-11