Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。
四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。
塗香とともに神社仏閣を巡る
Juttoku.で新たに発売開始をした塗香を携帯して日本各地の神社仏閣にお詣り。その第一弾として、九頭龍神社に行ってきました。
Juttoku.もこの数年は毎月のように足を運びお礼参りさせてもらいつつ、芦ノ湖の静けさで癒やしてもらいに行っています。
箱根 九頭龍神社
九頭龍神社への入口は鳥居が目印とかではなく、「ザ・プリンス 箱根芦ノ湖」の看板のところが目印となります。
プリンスホテルを目指して道を進むとこの看板があり、車道もいっきに狭くなるので一瞬行き止まりにも思えます。左側に曲がればホテルの敷地。
でも、九頭龍神社へはそのまままっすぐ小道を進んでいきます。道にはいると看板がでてくるので、ただ道なりにまっすぐ歩けば大丈夫です。
道はこのように3メートル幅ぐらいの細い一本道が続いています。九頭龍神社は「箱根九頭龍の森」という公園みたいな境内の中にあり、そこの入口までゆっくり歩いて30分ぐらい歩きます。
木々からこぼれおちる光や、光輝く湖などの景観を楽しみながら歩けるのであっという間に入口に。
公園の入口に小さな小屋があり、そこで入場券を購入します。入場料は大人500円です。
中にはいると、大きな広場がひろがっています。これだけで来てよかったと思える瞬間でもあります。
広場の奥へと足をすすめていきます。九頭龍神社への看板も立っているので、その道を進むだけ。
ここからも約5分ぐらい歩きます。
すると、赤い拝殿がみえてきます。こちらが九頭龍神社です。
身心を清め、香りを纏い、祈りを
さて、あらためて・・・今回の旅のお供に携帯したのは「塗香」。聞きなれない方もご存知の方も様々だと思いますが、Juttoku.でも先月から発売開始となりました。日本では古くより「心身を清め邪気を寄せつけない」として塗香は仏教で取り入れられ、ご本尊に供えたり、僧が身を清めるために使われてきましたが、私たちの普段の暮らしのなかでもこのような神社仏閣のお詣り前の清めとしても使っていただけます。
Juttoku.の塗香入れは高さ5㎝ぐらいの小さいのですが、持ち運びにはちょうどいい大きさです。ポンピン堂の「守り袋」の布巾着のなかにいれて持ち運ぶのがお気に入りです。
こちらがJuttoku.の塗香入れ。小さいサイズですが、中にはそれ相応の量の塗香をいれて持ち運べるのでとても便利です。
使い方は簡単です。蓋をあけて、中にはいっている塗香(粉状の香)を手のひらにだします。つける量はお好みで大丈夫です。この量でなければいけないなどのルールなどはありません。(ただし、仏法の教えのなかで宗派によって、塗香の付け方や纏い方などが違うため、必然的に使う量も大小さまざまです。)
そして、手のひらでこすりつけるように纏います。
これで香でも清められ、そして香をほのかに纏い、麗らかな気持で祈りをささげることができます。
九頭龍の森のなかには三社のお社
弁財天社
九頭龍神社の前に階段があり、そちらに手水舎があります。 そして、鳥居の奥に弁財天社のお社があります。
奈良朝の昔箱根山霊場の一つ堂ヶ島に天女が降臨され、弁天様と習合して鎮祭されたと描かれていますが、ご神祭は市杵島姫命。
本殿の前から少し湖畔におりる階段があり、そこで心落ち着かせるのがなんともいえない至福のひと時です。
ここの弁天さまの前で手をあわせていると、「すべていいのだよ。そのままでいいのだよ」とあたたかく包み込んでくれる優しさにふれられるようにいつも感じます。
九頭龍神社
ご祭神はその名のとおり「九頭龍明神」。箱根神社を現在地に奉遷された「万巻上人」が当時住民に損害をあたえていた九頭龍を鎮めて、守護神として祀ったのが「九頭龍神社本宮」。昔は山伏などの修験道の強い信仰跪拝の場所でもあられたそうです。
初めて不思議な体験をしたのもここの地にて。塗香をまとい静かに感謝の気持ちを手で合わせていると、どことなく聞こえる声が。 これはあくまでも忘れもしない初めての不思議体験でしたので、これ以上細かくは書かないですが、いつも大らかに見守ってくれ、何か大きな力で結び付けてくれる、そして、不必要となったものを破り切ってくれるようにも感じ、ご神徳にいつも感謝しています。
白龍神社
入口付近にあるのが白龍神社。
九頭龍神社が男性的な力強さがあるのに対して、
こちらは女性的な優しさで包み込んでくれる雰囲気です。
近年特にパワースポットとして人気が強くでてるみたいで参詣者の数が増えているそうですが、日にちや時間帯によってはそこまで大勢の人にぶつからずゆっくりした時間を公園内でも過ごすことができます。
九頭龍神社に毎月行ってしまうのも、お礼参りという神社へのお詣りという気もちもさることながら、湖と湖畔からの織りなす素晴らしい景色が広がり、静けさと安らぎを感じさせてくれるからゆえそれを求めて行ってしまうのかもしれません。
心に生まれた静けさは、崇高です。心の静けさという平安は、崇高な祈りにも似ているのではないでしょうか。心の静けさをもとめに行かれるのもいいかもしれませんね。
今回行った場所:九頭龍神社
住所:250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根 箱根九頭龍の森
開園時間:9:00~16:00
<アクセス方法:徒歩>
・ザ・プリンス箱根の横から九頭龍の森入口まで「歩行者・自転車専用道路」があり、 入口まで、ゆっくり歩いて30分位です。
▼「ザ・プリンス 箱根芦ノ湖」の看板のところが目印となります。
▼九頭龍神社へはそのまままっすぐ小道を進んでいきます。
▼ゆっくり歩いて20分~30分ぐらいで到着します。
▼入場料は大人500円。