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さて、今日はお香にまつわるヘェ~というお話を。
世界三大美女
世界三大美女といわれている女性は、クレオパトラ・小野小町・楊貴妃がいますが、今日の主人公は、この楊貴妃。
彼女は、西暦700年代に生きていたといわれる絶世の美女。あまりにも古いので、もちろん写真は残っておりませんが、古来より“美しい”と語り継がれている女性。
あまりにも美しいあまり、世の男性を魅了してしまい、「傾国の美女」と表現されるように、歴史のうえでは、彼女は、唐の玄宗皇帝を豊満な身体と透き通るような白さで虜にし続け、最後には、国を滅ぼす結果を招いてしまいました。
そんな、絶世の美女と称される彼女の容姿の美しさとは、対称的に、彼女にはとある欠点もあったといわれています。
なんだと思いますか?!!
絶世の美女と称される楊貴妃の欠点とは
私もびっくりしたのですが・・・、なんと、『体臭』です。
記録では、彼女はとても暑がりでいつも汗をかいており、体臭もきつかったと、残されているそうです。(一説では、彼女は胡族(中近東)の出身で、胡族は東洋人と比べるとワキガ臭が強いと。なので、生まれつきな部分も否めず。)
いくら絶世の美女であっても、体臭がきつければ・・・・男性も寄ってこなかったのでしょうか。
彼女は、その体臭を消すために、麝香(ムスク)を体中に塗り、その香りが体臭とまじりあい、よりいっそう人々を魅了する香りを漂わせていたといわれています。
この麝香というのは、雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料です。よく、香水でもムスクの香りというネーミングで売られているのを見かけられるのではないでしょうか?
あの甘く官能的な香りは、ジャコウジカから(時には、殺して)採取することもあったため、現在はワシントン条約で禁止されています。 そのため、今は合成香料の合成ムスクとして私たちは、香りを楽しむことができます。
官能的な香りで自分自身を演出
さて、本題に戻りますが、楊貴妃はこの麝香をつけることにより、容姿をより際立たせる官能的な香りで自分自身を演出していました。
また、楊貴妃は他にも、木蓮や、クチナシの香りを好み、それらの練香を毎日焚き、「沈香亭」といわれる白檀で建てた家に住んでいました。
丁子や沈香をつねにかんでいたという逸話もあることで、想像する限り、常に楊貴妃から官能的な甘くいい香りが漂っていたのでしょうね。きっと遠く離れていても、ほのかに良い香りが漂っていたはず。
そんな容姿の美しさだけでなく、香りの美しさも相まった楊貴妃は、男性虜にして・・・・、最終的にはそれが仇となり・・・・・・・・、38才という若さで動乱に巻き込まれ若い生涯を閉じました。
今の研究では、麝香というのは「催淫効果」 があるそうです。
香りがより、歯車を早く、そして複雑にまわってしまったのでしょうね・・。
皆様は、どのような感想をもたれましたか?
楊貴妃の人生は、儚くも悲しい結末になってしまいましたが、彼女の美しさを物語るうえでは、香りがかかせなかったというのはおわかりいただけたかと思います。
現代でも美人の方って、いつも良い香りがしますよね★
本日も当ブログをご覧頂き誠にありがとうございました。