こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は、先日の「お香の香りに包まれた美女~楊貴妃~」に続き、同じテーマで『クレオパトラ』についてのお話を。
世界三大美女の一人、クレオパトラ
クレオパトラは、楊貴妃と同じく、世界三大美女の一人と称される美女。
諸説いろいろあるが、クレオパトラは美貌だけでなく、“知性”も高い女性だったといいます。そんな彼女もまた、美しさに拍車をかけるかのように、“香り”を活かしてローマの権力者たちを虜にしてきました。(しかし、彼女もまた、残念ながら、最後は敵に追われ、自害の道をたどることに)
香りの発祥の地ともいわれるエジプト
そもそも、エジプト人は3000年以上の昔には、芳香樹脂や樹脂状物質の特質について広範な知識をもっており、香料作りをすでにしていたといいます。なので、歴史上わかるうえでは、エジプトが香りの発祥の地ともいえます。
そんな当時のエジプトがどんなに香りあふれた世界だったかがわかる記録があります。
「金曜日ごとに人々が集まって、からだに香を焚きこめた。
食物、砂糖菓子、シャーベットにも香料で香りをつけ、裕福な家はどこも芳香が満ち満ちた。女たちは香料入の水で沐浴し、男たちは香料入りの軟膏をからだに塗った。大きな祭りの日には往来で香膏が焚かれたので、この上なしの貧乏人も仲間入りして香ばしい空気を味わうことができた。」
[引用元:エーベルスのパピルス本より]
なので、当時のエジプトではただクレオパトラだけが香りに包まれていたのではなく、地位や男女関係なく、人々全員が香りをまとっていたということがわかりますね。
シェークスピアが描くクレオパトラ
しかし、やはりクレオパトラは格別だったとか。そんな彼女を、シェークスピアは次のように描いています。
彼女が乗った船は、艶出しした玉座のように水の上に燃えたっていた。船尾の楼甲板は延べ金で、帆は紫、風さえも恋にわずらうほどに香が焚きこめてあった・・・・・。
船からは妖しい、目に見えぬ香りが、近くの波止場の者たちの鼻をうつ。
私は、想像しただけでもうっとりしてしまいます。
今目の前にドラえもんがいたら、タイムマシーンでクレオパトラに会いたい。そして、当時の香りあふれるエジプトの町を堪能したいです。
さて、楊貴妃、クレオパトラ。
両者に共通するのは、“香り”をつねに全身にまとい、自分たちの魅力を上げていたということ。
つまりは、“香り”と上手に付き合っていたということですよね。
ただ、これは持論なのですが・・・二人とも、あまりにも古の古い人物。
なので、いくら美しいといわれいますが、確固たる証拠(究極・・・写真とか)がありません。
でも、こうして長い歴史の中で、言い伝えられてきている以上、真っ向から美しい女性であるということは否定しませんが、私が今思うのは、きっと外見の美しさはそこまで際立っていなかったのでは・・・!?と。
いい香りをまとう『香り美人』
じゃぁ、どうして“絶世の美女”とまで称され、いい伝わっているかというと・・・、“いい香りをつねにまとっているからゆえに、『香り美人』”だったのではないかなと思っています。
ほら、いい香りをつねにまとっていたり、いい香りの中にいると、自然と背筋がぴんとのびて、
心も晴れやかで、いつも笑顔でいられるじゃないですか。
そういう気持ちで毎日過ごしていると、体の芯から“美しく”なっていくきがしています。
皆様は、どう考えます?!いずれにせよ、ぜひ、皆様も香りと上手に付き合い、“香り美人”になってみてはいかがでしょうか。
本日も当ブログをご覧頂き誠にありがとうございました。