Juttoku.店舗便り
Juttoku.の世界観や香りを五感で感じ取れるJuttoku.店舗。本コラムでは、お店でのあれこれをお届けします。
Juttoku.には「お香を焚いたことがないんですが、、、」とご来店されるお客様がたくさんいらっしゃいます。
お香は気になるものの、火も使うし、煙も出る、、不安に思われるのは当然です。
「お部屋を香らせたい」
「お仏壇に供えたい」
「瞑想に使いたい」
「ちょっと嫌な感じがするから浄化したい」
と、用途や理由は様々です。
皆様に安全にお香を楽しんでいただくために、よくご相談されるものの中から、「どうやってお香を焚いたらいいですか?」というお香を焚くための道具についてご案内させていただきます。
お香を焚くには
お香を焚くには、「香立」もしくは「香炉」が必要になります。
香立ては燃焼したお香の灰を受けるお皿が必要となり、一般的にそれを「香皿」と呼びます。
スティック香を焚く場合、「香立」と「香炉」と種類がありますが、どう違うのか、使い方など、それぞれ一長一短がありますので紹介いたします。
「香炉」「香立」について
香立とは
香立とはスティック香を差す土台、香皿はそれを受けるお皿のことです。セットで販売されているもありますが、それぞれ、お好きな組み合わせで使っていただくこともできます。
シンプルなデザインの香立から、デザイン性のある香立まで様々な形があり、香立とお皿が一体化したものもあります。お部屋の空間に合わせてお選びいただけるのも香立を選ぶ楽しさの一つです。
香立の長所
- シンプルなデザインから遊び心のあるデザインまで豊富で、どんなお部屋や空間にも合わせやすい。
- 香炉灰など必要なものはなく、香立があれば簡単に始められる。
- 500円くらいの手頃な価格のものからある。
- 季節に合わせて変えて楽しめる。
- 焚き終えた後はお香が灰になっているので、さっと拭くかそのまま灰を捨てるだけ。
香立の短所
- 灰が散らばるので毎日数本焚かれる方は灰の汚れが気になります。
- コーン香や渦巻き香などほかの形状の香はそれ専用の香立が別途必要となる。
- インド香の香立をそのまま利用するのは好ましくない。
- デザインによっては香立の芯の部分で火が止まるので、最後まで焚けない。
- デザインによっては焚き残りの香が香立の穴に詰まりだしずらいものがある。
- お香のメーカーによって香の太さが異なるため、香立によっては入らないものがある。
香立の良さはなんといっても手軽に始めることができるところです。数百円程度の香立てと自宅のお皿でもお香を焚くことができますね。
またデザインも自由度が高く、陶器から金属製など様々なものがあるので、今のお部屋のイメージを崩さず、生活の中にお香を取り入れることができます。
片付けも簡単で、使用後はお香が灰になっているので、さっと拭いて片付けるか、そのまま捨ててしまえば大丈夫です。
⇒Juttoku.が取り扱う香立ては「こちら」をご覧ください。
「香炉」とは
「炉」という漢字に表されているように、器状のものを全般に指します。使い方はシンプルで、香炉の中に灰や香炉石をいれ、その中に火を灯したスティック香を立てて使用します。
スティック香だけではなく、その他にも練香や香木、印香等様々な種類の香を楽しむことができるのも香炉の特徴です。
香炉の長所
- スティック香の灰が香炉の中に溜まり、毎回掃除する必要がない。
- 練香や香木など、様々なお香が楽しめる。
- お部屋に香炉を飾っておくだけでインテリアになる。
香炉の短所
- 香炉灰や、掃除用のふるい網など、他に必要なものがある。
- 香皿に比べると価格が高いものが多い
香炉は伝統的なデザインを踏襲しているものが多く、その文様もまた楽しみのひとつです。
また灰の中に炭をいれて間接的に香料を温めることができるので、スティック型やコーン型以外にも練香や香木にも使用できます。頻繁にお香を焚く方や様々なお香を楽しみたい方にはピッタリです。
⇒Juttoku.が取り扱う香炉は「こちら」をご覧ください。
あなたの暮らしに合うものを
これから頻繁にお香を焚いたり、色々なお香や陶器に興味がある方は「香炉」を。
まずはとにかく始めてみたいという方は「香立(香皿)」を選んでいただけると良いかと思います。
「お香」の趣は「いい香り」がするということだけではなく、香りや煙、火が作り出す、安らかな時間や空間を楽しむということです。
お香を焚くための道具にも愛着を持ち、場を整えると、より心穏やかな時間をお過ごしいただけると思います。
⇒Juttoku.が取り扱う香炉一覧は『こちら』、香立て一覧は『こちら』からご覧ください。
⇒香炉の使い方については『こちら』をご覧ください。