Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。
夏越大祓
今日は、夏越大祓の日。
この半年の内に、自分自身が知らず知らずのうちに犯した罪や過ちまた心身の穢れを祓い清め、本来の清浄な心身に戻り日々の生活を営むための神事が神社で行われます。
Juttoku.神楽坂店の氏神様でもる赤城神社でも行われています。
境内には茅の輪が設けられ、これを3回くぐることにより身を清めます。
大祓とは
大祓の起源は、神代にまでさかのぼります。
日本神話の中で、須佐男命(すさのおのみこと)が犯した罪により、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れ、国中が暗闇に包まれ皆が困っていたところ、天児屋命(あめのこやねのみこと)の奏上する祝詞(大祓詞)により岩戸が開き、天照大神がお出ましになられた、といわれています。
身を清める茅の輪
心身を清めた後「茅の輪神事」が行われます。また、神社の境内には茅の輪が設けられており、3回くぐることで、身を清めます。
須佐男命が旅の途中、蘇民将来の家に泊まられたとき、その御礼に茅の輪を授け、その芽の霊力により悪疫を免れることを教えられたという云い伝えによるものだそうです。
「心身を清める」お香
お香にも「心身を清める」という徳があります。
半年の区切りである今宵は、香を焚きながら、これまでの半年を振り返ってみてはいかがでしょうか。お勧めは、自ずと心に溜まってしまった悩みや問題事を紙に書き出してみること。紙に書きだすことで心の中に鬱積していたものが出て、心が軽くなります。
お香の心地よい香りが、自然とありのままの己と向き合わせてくれ、そして、煙と共に悩み事も天へと消し去ってくれます。
幸多き一年になりますように
心の大祓をし、明日からの半年も清らかな気持ちに。
皆さまにとって残り半年も、幸多き日々でありますように、お祈り申し上げます。