「香り」も衣替え~今日から水無月~

今日から、[水無月]にはいりましたね!

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暑い日が続いたなぁと思いきや・・・・、気づけばもう東京も梅雨いり間近。
ついこの間コートを脱いで、春の陽気を楽しんだと思えば、もうしとしと雨の梅雨の季節に。 日本の四季は、他国に比べると、類まれなる変化に富みます。
同じ風景でも、季節によって違う表情を楽しめるのもなんとも風情がありますよね。

気分も新たに、衣替え

6月にはいると、制服を着ている学生や公務員の方などは冬服から夏服へと衣替え。
今年のクールビズは、スーパークールビズとうたい官公庁の一部では”半ズボン”出勤もありみたいですね。

いずれにせよ、やはり毎日着る身なりを一新することで、自然と自分の気持ちも変わります。

調べてみると、この衣替えは平安時代から始まった風習だとか。
当時は、4月1日と10月1日と、年に2回行われていたそうです。

これは推測ではありますが・・・当時は、十二単をはじめ着物をまとっていたのですから、さぞかし冬から夏への衣替えとなると、袷(裏地がついた着物)から単衣(一枚仕立ての着物)へと衣替えすることによい、身にまとう重量もさぞかし軽くなり、
心身ともに気持ちも軽やかになったことでしょう。

衣類だけでなく、部屋の香りの変化も

衣類だけでなく、部屋の雰囲気もこの際衣替えしてみてはいかがでしょうか?
部屋のインテリアの模様替えもさることながら・・・、
〝目に見えないインテリア”でもある「香り」も変えてみると、一気に気分もお部屋の空気が変わります。

茶道では、お客様をもてなすためや茶席を清めるために香が焚かれますが、それは季節に合わせて焚くものがちがいます。 
たとえば、夏は白檀や沈香などの爽やかで軽やかなもの、冬には、まろやかで温かみのある香料を調合し蜂蜜などで練り合わせ練香が用いられたりします。

私どもがお世話になっている淡路島の職人の方のお話によると、同じ香木系の「お香(スティック状」でも、夏はさっぱりしたさわやかな沈香が合い、冬は温かみのある白檀の香りが合うと、いつもおっしゃっています。

夏と冬によって感じ方もことなりますし、湿度によって香りの広がり方も異なるので、意識して感じてみると同じ香りものでも、夏と冬では異なります。

ぜひ、今年は衣替えだけでなく、部屋の香りの衣替えも意識して楽しんでみてはいかがでしょうか。

上述した原料の違いもあると思いますが、こうして季節も暑くなり湿った季節になると、
今までとは違う香りが好きになったり、体が受け入れててくるかもしれません!

季節の節目、ぜひ「香り」の衣替えもお楽しみください♪

 

 

 

 

 

 

 

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