長谷寺にて弁天様に

Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

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弁天様にご縁を感じ

Juttoku.は「弁天様」にとてもご縁があり、また特に信望しております。それは、奈良県天川村の天河大弁財天社でのご縁もありますが、水の神様であられる弁天様をつうじ、日本の精神・文化にも紐づき学ぶことが多々あるからです。
(余談ですが、現在の神楽坂の店舗も「弁天町」という地名であり、近隣に弁天様を祭られているお堂があったりするのも実はお店を構えるきっかけになった一つでもあります。)

今まで全国津々浦々様々な地に行って神社や仏閣にお参りに行ってまいりました。そのお話しをお客様にお話ししたらぜひいろいろと情報を教えてほしいというお声もあったので、こちらのWEB上でもご案内させていただければと思います。

 

長谷寺にて弁天様に

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鎌倉の紫陽花の名所でもある「長谷寺」。過日のブログでもご案内しましたが、境内一面には紫陽花がきれいに咲き誇っており、とても美しいところでした。

 

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この長谷寺の境内には「十一面観音菩薩」をはじめ、「阿弥陀如来」、そして観音山には「千手観音」が祀られています。

しかし、境内を入りすぐ右手に行くと、「弁天堂」と「弁天窟」があります。

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弁天窟

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弁天堂を過ぎると、赤い鳥居が見え、洞窟の中へと誘われます。うろたえることなくそこに入り込まれてしまう不思議な空間です。

 

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鳥居をくぐり、洞窟の中に入ると少しひんやりとしており、薄暗いなかにも蝋燭や少しの灯りで燈された静寂な空間。

洞窟の壁面には弁天様をはじめ、弁天様に眷属(けんぞく:従事する)十六童子が彫られています。

善財童子(ぜんざい):十五童子を司る神
計升童子(けいしょう):経理・経営の神
衣裳童子(いしょう):着衣に不自由しない神
蠶養童子(さんよう):蚕・繭の神、衣服の神
筆硯童子(ひっけん):学問成就の神
酒泉童子(しゅせん):酒の神
牛馬童子(ぎゅうば):動物愛護の神
稲籾童子(とうちゅう):五穀豊穣の神
飯櫃童子(はんき):食物授与の神
金財童子(こんざい):金銀財宝・商売繁盛の神
船車童子(せんしゃ):交通安全の神
印鑰童子(いんやく):悟りと解脱へ導く神
官帯童子(かんたい):法を守る神
従者童子(じゅうしゃ):経営の神
愛慶童子(あいきょう):愛情・恋愛成就の神
生命童子(しょうみょう):長寿の神

洞窟の中に一つ一つ丹念に彫られた童子様のその姿からは、魂と申していいのか命と申していいのか・・・とにかく自然と手を拝みたくなる空間です。

そして、この洞窟内にはなんと「宇賀神様」も祀られています。
弁天様の頭部にいらっしゃるともいわれ、「人頭蛇身」でもある宇賀神様。雨を降らし穀物を育て水と富にご利益のある神で弁財天と一体となった神様であられます。
弁天様を祀られているなかでも、宇賀神様も祀られているところはなかなかないため、大変貴重です。

 

真摯な祈りが届く静謐な空間

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洞窟内一番奥に鎮座されていらっしゃるのが、弁天様。
静謐な空間の中に、じっと佇まれているそのお姿を間近で感じ取ることができます。

そもそも、この洞窟は弘法大師空海が参籠(さんろう)した地と言われています。つまり、この地である期間籠り、祈りを捧げていた場所であります。

弘法大師は、この地にまで来ていたのかと思うと感慨深く、またどのような祈りをこの地で捧げていたのか・・・・思いをはせるばかりでありますが、しばしこの空間にいるだけでも何か心が平安になります。

 

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洞窟内には、木彫りされた弁天様がおかれており、思い思いの願いや祈りをこの弁天様に書き奉納されています。

 

 

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長谷寺は「観音堂」をはじめ阿弥陀如来様が祀られている「阿弥陀堂」など大きなお堂に注目されがちでありますが、ぜひ「弁天窟」のほうまで足も運ばれてみてはいかがでしょうか。

 


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長谷寺

住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
アクセス:江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
ウェブサイト:http://www.hasedera.jp/

 


 

 

神話の神々に会いに石上神宮へ

Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。
四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

石上神宮

神話の神々に出会いに

月一参りと打合せのため天川へ行く道中、石上神宮へお参りに行ってきました。

日本最古の神社のひとつ

石上神宮は、伊勢神宮と共に『日本書紀』に記された最古の神宮で、物部氏の総氏神とし、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきました。

御祭神は神武天皇がご東征したさい、国土平定に偉功をたてられた韴霊(ふつのみたま)の剣とその霊威を布都御霊大神(ふつのみたまのおおかみ)、鎮魂(たまふり)の主体である天璽十種瑞宝(あまつしるしとくさのみづのたから)とその霊威を布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)、スサノオノミコトが八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治された十握剣(とつかのつるぎ)とその霊威を布都御魂大神(ふつしみたまのおおかみ)として称え、相称して石上大神と仰ぎ、第十代崇神天皇7年に創祀されました。

 

心が洗われる研ぎ澄まされた空気

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参道を進むと荘厳に佇む鳥居。

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一例して鳥居をくぐると、そこは心が洗われるほど研ぎ澄まされた空間がひろがります。

DSC_0830元気のいい鶏の声が響き渡り、境内には放し飼いされていました。

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鶏は、『古事記』『日本書紀』に登場しており、暁に時を告げる鳥として、神聖視され、神様のお使いともされていますが、天の岩戸のさい、鶏が鳴き声を上げて天照大神を岩戸からお出ましになる様に手助けをした功績として神の遣いになったなど。

DSC_0833境内の中にはいたるところに、鶏が人間に警戒することなくただずんでおり、この朗らかな空間がまた心を落ち着かせてくれます。

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清らかな水が流れる手水舎で清めると、より心も体も洗われるかのように清らかに。

DSC_0838悠久の長い時が刻む自然の幽玄を感じつつ、進む先には・・・・

石上神宮2鎌倉時代末期(1318)に建立されたとし、重要文化財に指定されている『楼門(ろうもん)』がお目見えします。

 

 

 石上大神を仰ぎ、祈る

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厳かなきもちで楼門をくぐると、そこには待ちわびてたかのようにそびえたつ拝殿が。

 石上神宮_拝殿国宝に指定され、現存する最古の拝殿を前に。

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石上大神を仰ぎ祈る心は、自ずと感謝の気持ちと平和な世界へと・・・。

DSC_0843その祈りの声をききとってくれたかのように、さっきまでは曇り空だったのに、澄み渡るほどの秋晴れの空に。 これだけでも、不思議と至福な気持ちになります。

 

 

みなぎる生命力

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それほどまで大きくはない境内だが、神々を仰ぎ祈るなかで、この土地・空間からは自然のたくましい生命力が体にみなぎってくるのを感じます。

 

石上神宮_剣

 それは、スサノオノミコトが八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したさいに使った十握剣(とつかのつるぎ)とその霊威である布都御魂大神 (ふつしみたまのおおかみ)が祀られてるからゆえ、悪を断ち切る力強さからくるのでしょか。

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 はたまた、『石上 布留の神杉 神さびし』と柿本人麻呂が万葉集で詠んだとされる神杉が地に根を張り佇んでいるように、神の気たる神聖な神気が宿っている杉が佇んでいるからだろうか。

境内をでるころには、身も心も湧き上がる生命力がみなぎっていました。

 

 

 物部氏に想いを馳せる

DSC_0888飛鳥時代、聖徳太子が大陸から渡ってきた仏教を認め、国内に広げていきましたが、その背後には古来の神を祀る物部氏と片や仏教に賛同していた蘇我氏との深い対立がありました。

結果的には、周知のとおり仏教は国内に瞬く間にひろがり、日本の文化の礎にもなり、神仏習合という他国にはない土着の風習ができました。

日本のお香は大陸より仏教とともに祈りの香として渡り、香木・香料が放つ香りで仏前を清め自らの身体をも浄めて仏を拝むという教えにはじまりがあります。

これは日本がそもそも高温多湿の風土で、清浄を最高のものとする考えが根付いており、また、『古事記』『日本書紀』にもイザナギが死穢の国である黄泉の国から帰還した後に禊ぎ祓え清めたとあるように、「禊祓」の習慣が定着していたからこそ、仏教と共に伝来してきた「香」も、すんなりと受け入れていったといわれています。

神杉

古来の神を祀るのを重んじ、仏教の流布に危惧を感じていた物部氏にゆかりのある石上神宮。その境内で樹齢300年以上もする神杉を前に、悠久の時を経て、今はどう物部氏は思い、はたまた見守ってくれているのだろうか・・・、想いを馳せずにはいられませんでした。

 

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 心が研ぎ澄まされる清涼なひと時、そして、体の奥底から生命力がほとばしっていくのを感じながら、石上神宮をあとにし天川へと向かいました。

 

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境内の外には、神々しく咲く彼岸花。気持ちの良い秋の季節になりましたね。

 

 

 


DSC_0841石上神宮 

主神神:布都御魂大神 (ふつのみたまのおおかみ)
    布留御魂大神 (ふるのみたまのおおかみ)
    布都斯魂大神 (ふつしみたまのおおかみ)

場所:奈良県天理市布留町384


 

 

 

 

 

 

 

【日本の聖地巡礼】 大神神社

皆さま、こんにちは。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今日は、前々から行きたかった『大神神社』に参拝に行ってまいりました。
午後から天川でアロマの商品の打合せがあったので、
それまでに間に合うようにと・・・朝4時に起きて、朝一の新幹線に飛び乗り、
行ってまいりました。

 

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御神体は三輪山。日本最古の神社といわれる神社。

『大神神社』は、日本最古の神社といわれており、
「古事記」や「日本書紀」にも記載されている三輪山をご神体とされている、
由緒ある神社です。

なぜ、この神社にどうしても行きたかったかというと、
日本の香の始まりが、日本書紀にも記載されていることもあり、
去年の夏は、「古事記」「日本書紀」をひたすら読みあさっていました。
その際、重要なシーンの一部でもある、大国主の神が一緒に国造りをしていた
少彦名神が常世の国に返ってしまい、一人でどうすればいいのか・・という
中で、三輪山が重要な場所になるのです。
それ以来気になってしかたがなかったのです。

凛とした神聖な神域

京都から近鉄線の乗換がスムーズにできたため、奈良の大和八木駅に着いたのは、
朝の9時30分ぐらい。 駅からレンタカーを借りて、約15分ほどで到着!

日曜日ということも重り、参道には屋台や出店がでていて、
朝から多くの参拝客も列をなし、賑わいのある感じでした!

しかし、「二ノ鳥居」をくぐると、そこは今までの空間とは、まったく違う
凛とした神聖な神域へと変わりました。

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大神神社の参道は、鬱蒼と木々が繁り、風になびいて杉やヒノキの木々の
香りが心地よく、
心の中までも清らかにしてくれるかのようでした。

 

拝殿の後ろにあるご神体「三輪山」

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拝殿前の最後の鳥居は、古代から建立されていると思わせてくれる
珍しい形です。
横木がなく、2本の縦柱間に大しめ縄が張り巡らせています。

 

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神社の中でも重要な「本殿」がない大神神社は、拝殿の後ろのある“三輪山”がご神体です。
現在の拝殿は、寛文4年(1664)徳川4代将軍家綱が造営されそう、江戸時代を代表する 堂々とした建物で、大正10年に国の重要文化財に指定されました。

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 拝殿前に立つ「巳の神杉(みのかみすぎ)」。

“江戸時代には、「雨降杉」とあり、雨乞いの時に里の人々が集まり、この杉にお詣りをしました。いつの時代からか、杉の根本に、巳(み)さん(=蛇)が棲んでいるところから、「巳の神杉」と称せられるようになり、巳さんの好物とされる卵が、酒とともにお供えされています。”
(引用元:大神神社HPより)

御祭神の大物主神が蛇に姿をかえれたという伝承が、「日本書紀」にも記載されており、
蛇神は大神の化身として信仰されています。

この日も、『このご神木は大きな力をお持ちだ!』と仰って、熱心に手を合わされている方を
多くお見受けしました。

 

参拝後の帰りみち、苗木の販売がされておりました。

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境内の木々の種子を採取し発芽したもの”とのことで、
『なんてん』と『センリョウ』をいただいてきました!
お店の前の小庭園に植林させていただこうと思っています。(お店にお立ち寄りされた際は、ぜひご覧ください!)

 

 

お茶を一服。心休まる、つかの間のひととき。

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 偶然にも、毎月第一日曜と第四日曜しか行われていないというお茶の席がひらかれておりました。せっかくの機会ですので、三輪山の麓のこの静かな境内の中でお茶をいただきました。IMG_9632

 気づけば、朝からノンストップでここまで来ていたので、
お抹茶をいただきながら、つかの間の心休まるひとときを過ごさせていただきました。

おだしいただいたお抹茶の器は、「七草」がかわいく描かれており、お抹茶も大変おいしかったです。

 

パワースポットといわれるが、聖域が守られている未知なる空間


日本の5大パワースポットの一つとまでいわれているみたいで・・・、
せっかくの聖地が観光地みたいになっていたらいやだな・・・と思っていたのですが、
偶然なのかたまたまなのか・・・
私が参拝したときに見受けられた参拝客のみなさんは、
誰もが、必ず鳥居の前で一礼を深々とされていて、
神様にきちんと向き合われている方が多くいらっしゃったのが、すごく良い印象でした!

今回は、時間の都合で、拝殿までの参拝となってしまいましたが、
ほかにも、財宝の神様といわれる「神宝神社」や、薬の神様として信仰が深い「狭井神社」や、
女性の神様「市杵島姫神社」など、まだまだまわらせていただくところがあります。
なによりも、次回こそは、御神体である三輪山を登らせていただきたいと思っています。
(http://www.oomiwa.or.jp/nyuuzantouhai.html)

 それでは、これより天川に向かいます!

本日も最後まで当ブログをご覧いただきありがとうございました。

 

アクセスのご案内

◆大神神社◆
HP: http://www.oomiwa.or.jp/index.html
住所: 奈良県桜井市三輪1422

主祭神: 大物主大神、大己貴神、少彦名神
創建:   不明  (神話にも登場する日本最古の神社)

駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: JR「三輪駅」から徒歩5分

 

 

 

 

 

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