看脚下~自分をみつめなおす~

足元 足 シャボン玉 芝生  - 写真素材
(c) AOIストックフォト PIXTA

お盆前で、どことなく東京も少し閑散としてきて、
心落ち着く日が続くかなぁ・・・と思いきや、
友人から職場での愚痴聞きがここ毎日続いています。

聞くのはぜんぜん嫌ではないですし、何よりも話を聞くだけでも、
彼女はすごくスッキリする!というのもわかっているので、
ここ最近のもっぱらの夜の日課になっています。^^

でも、毎日聞いているうちに、何か彼女の愚痴の現状に対して
埒が明かないような気がして、私もこれはただただ聞いているだけでは、
いけないと思い、ふと禅の言葉を思い出しました。

かんきゃっか
看脚下

(意味)足元を見よ。この足元とは、自分の日常生活やもっとも身近なもののこと。

「足元を見る」という言葉、今でもよくつくかいますよね。
昔、街道筋の宿場などで、駕篭かきや馬方が旅人の足元の様子を見て、
どれぐらいくたびれているか判断し、値を下げたりふっかけたりしていた、といいます。
疲労していると、いくらでもいいからとにかく駕篭に乗りたい、
馬に乗りたい、と思い、多少高くても払ってしまう。
それが転じて、相手の弱みに付け込んで利益を得ようとすることをいうようになったそうです。

さて、何が言いたいのかというと、

自分の現状というのは、なかなか気づきにくいものですよね。
ストレス・疲れがすごく溜まって、からだが疲弊しているのにもかかわらず、
髪の毛が抜けたり、倒れてしまったり何か悪い事態がおきてから
ようやく気づく。

それまでは、“自分自身” ではなく、“自分の外側”にばかり気にしてしまう。
やれ同僚・上司が悪いから、自分は被害を受けるのだ、
組織がなってないから、自分がこんなにも残業しなきゃいけないのだ・・・・、
など、「自分」が自分の生活から消えてしまい、
どこに立っているのかもわからなくなってしまう、ということはありませんか。

あの人がこうしてくれれば、あの人さえ変わってくれれば、と、
私たちはしばしば、外側に期待をかけるだけで、
問題の本質を目を向けぬままなことがあります。

そう、実は、本当の問題の所在は、自分の中にあったりするものです。

看脚下、足元を見る、つまりは自分自身を見つめてみる

朝か、夜の一人だけのゆっくりした時間の中で、
深呼吸して、自分を見つめ直すといいかもしれませんね。

私個人的には、お香もそのときに焚くのをお勧めしますが。^^;
身も心も浄化してくれるので。

さてさて、そんな愚痴だらけの彼女ですが、
この言葉にふと気づきを受けたのか・・・・、少し改善されているようです。
実は外部に問題があるとばかり思っていたのが、
よくよく考えてみると、自分からも改善していける機会があったそうで。
何か前向きな彼女になって、一安心です。

そして、靴も磨くように心がけているそうです!!
たしかに・・・・風水でも仕事運をあげるには、キレイな靴をはく!
というのがありますしね。^^
何か理にかなっていますね。

本日も当ブログをご覧いただきありがとうございました。

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