紫陽花を愛でに

Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

DSC_0949

紫陽花を愛でに

ここ2,3日、梅雨の中休みに入り、久しぶりに青空が広がり、気持ちのいい日を過ごされていますでしょうか。

DSC_0896

6月は梅雨の季節ということもあり、ジメジメしでどんより空が続くと気が滅入ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、この季節だからこそ楽しめるのが「紫陽花」鑑賞。この季節だからこそ美しく輝く紫陽花を鑑賞してきました。

 

花の寺 明月院

DSC_0806

言わずとも知れた紫陽花の名所である「明月院」。境内に入ると、青々と光輝く紫陽花が一面に広がっています。

DSC_0807

 

姫あじさい

DSC_0795

明月院の紫陽花の95%は、「姫あじさい」だそうです。

DSC_0782

花が優美ということから名付けられたと言われる「姫あじさい」。

DSC_0788

“淡い青から日ごとに青さを増し、最後は悠久の空の青、母なる海の青に染まり、大地に還ります”

これは、境内の看板に書かれていた文章の一部ですが、この文章に深く感動いたしました。

DSC_0772

「大地に還る」。

DSC_0776

臨済宗のお寺ということもあり、自然を俯瞰してとらえてみる教えに学びをえます。

 

それは、こんなメッセージからも感じ取れます。

DSC_0777

自然に還る、自然回帰というのは、なんとも日本の精神であありますね。

 

 

鎌倉の西方極楽浄土「長谷寺」へ

DSC_0838

続いて、「鎌倉の西方極楽浄土」ともいわれる「長谷寺」へ。
一年を通じて季節の花々を楽しむことができるといわれていますが、紫陽花の名所の一つでもあります。

DSC_0840

DSC_0846

境内に入ると、色鮮やかな花がお出迎え。 蓮もすでにきれいに咲いていました。

DSC_0849

階段をのぼる途中には、愛らしいお地蔵さまが。

DSC_0952

DSC_0851

阿弥陀如来様、十一面観音菩薩様に祈りと感謝の気持ちをこめて手を合わせ・・・・

DSC_0856

祈りの心が通じたかのように、長谷寺から覗く展望は晴れやかできれいでした。

 

華を咲かせたいという祈りが通じた場所

DSC_0862

そして、いよいよ境内の「観音山」へ。

DSC_0869

この日は、平日ということもあってか30分待ちで入れましたが、看板には「60分」「90分」待ちのカードもあったので、週末となるとすごい人数がくるのでしょう。

DSC_0875

山一面に広がる色鮮やかなアジサイ。

DSC_0873

「観音山霊験記」によると、

“昔、相州鎌倉長谷の村に観音山在り
極楽西方浄土と伝う地に
華を咲かせたいと願う老師は
ある夜、霊夢を見た

一人の童女が観音山に向いて
この山に花を咲かせ給えと祈祷すると

空に七色の雲が湧き出で
やがて山神が現れた

地の神は長い鉾にて地を浄め
雨の神は恵みの雨を降らせ
風の神は袋より花を吹き出させた

たちまち観音山は紫陽花の花が咲き誇り
極楽浄土のごとき七色の華で埋め尽くされた

目覚めた老師が山を眺めると
確かに絢爛な華の山になっていた

老師はたいそう喜び 山中に千手観音を祀りて祝福した”

とあります。
(こちらはは、山を上がる手前にある看板に紹介されていました)

DSC_0883

神々が施してくれたように、ここ観音山は紫陽花のきれいな花々で埋め尽くされ、ここにいるだけでも気持ちが高揚します。

DSC_0881

千手観音に、お礼と感謝の気持ちで祈りを捧げ

DSC_0890

しばし、紫陽花にかこまれながら「極楽浄土」の心地を楽しみました。

DSC_0905DSC_0910

DSC_0915ゆっくり昇り降りしても15分あるかないかの距離ではありますが、色鮮やかな紫陽花に囲まれながら、心が華やぎ、そして和みます。

 

心の浄化と紫陽花の色

DSC_0937

6月30日は大祓の日でもありますが、こうして青々と輝く紫陽花を見つめていると、自然と心の汚れも消えていくような感覚にもなります。

「西方の極楽浄土」として、神々がここに紫陽花の花にしたのも、「心の平安」を考えると自然の摂理にあうことであり、ただただ自然の凄みに感服するばかりであります。

 

 

 

目で楽しみ、心で鑑賞し、心を慰めてくれる

DSC_0835

 

“人は誰しも
はかない花の想い出の中に生きています。

大切な人との別れ、いとおしい物との別れ
そんな時 ふと目に止まった花が
どんなにか
心を慰めてくれたことでしょうか”

これは、明月院の境内の「花想い地蔵」に書かれていたメッセージです。

6月も残りわずか。そして、2016年の折り返し時点まであとわずか。
紫陽花を眺めながら、心思いにふけてみてはいかがでしょうか。

 

DSC_0987

2016年後半も幸先がよく、幸多き日々が連なりますように・・・。

 

 


DSC_0896

水無月の旅~紫陽花を愛でに~

≪明月院≫
住所:鎌倉市山ノ内189
アクアス:JR「北鎌倉駅」徒歩10分

長谷寺
住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
アクセス:江ノ電「長谷駅」徒歩5分


 

 

 

 

カテゴリー: 1-美しいカオリを、美しい暮らしに。, Juttoku.便り パーマリンク

他にもこんな記事が読まれています。

    None Found