心月輪~満月に想う。五感の磨き方~

皆さま、こんばんは。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

ゴールデンウィークも中盤に。旅行に出かけていらっしゃる方もいれば、ご自宅の中でゆっくり過ごされたり、またご家族との団欒を楽しんでいらっしゃる方など・・・様々かと思いますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 

皐月の夜空に輝く満月の今宵

1369632_13121231 (2)

ここ東京は、生憎曇り空のため光り輝く満月をきれいに見えないのですが、雲の合間からときおり覗かせてくれるまん丸のお月様の輝きがまるで心の中に光を照らしてくれるかのようでほっこりした気分になります。

ここ最近は、時間に追われてしまうこともしばしばあったので、こうして満月の月の光を感じながらゆっくりできるこの時間はなんともいえない至福のひと時であります。

 

至福のひと時、感謝のひと時

満月が輝く夜空を眺めながら、焚いている「満月」の香は私の心をときほぐしてくれるかのようで、深く落ち着いた呼吸がより私の心を落ち着かせてくれます。 また、何よりも大樂かな気分にもなり、日々こうして生きていることへの感謝の気持ちにもあふれてきます。

そして、『あぁこういうことなのかなぁ』と・・・ふと思いました。

と言いますのも、昨日お立寄りいただきました一人のお客様から伺ったお話が脳裏に蘇ったからです。

 

五感を磨く

その方は、今年で82歳になられる方で、今でも元気にテニスをしたりととても明朗快活なおじいさまでした。 お香がお好きでいらっしゃるということで、興味をもちお立ち寄りいただいたのですが、お話を伺うと、お香のことだけでなく歴史や文化のことまでも大変博識のある方で、聞かせていただくお話はどれも興味深く、勉強になることばかりでした。

その中で、一番興味深かったことは、その方が若いころから実践して心がけている「五感を磨く」というお話でした。

それは、五感を意識して使い“感じる”ことを大切にする、ことでそうです。日々の生活の中ではもちろんのこと、旅行先でも毎回1万円を5分割して、平等に五感を使うことに体験・購入などをしているそうです。

なぜそこまで意識するようにしているかというと、五感を磨くことにより「人間として丸くなれる」からだそうです。

 

人間として丸くなるということ

その方は、お仕事柄国内だけでなく海外にまで若いころよりいろいろな所に行かれたそうです。 そこは、文化も歴史も異なるので見るもの、感じるものすべてがいつも新しく、新鮮な世界。 そんな様々な世界を享受するなかで、気づけば五感をつうじてつねに感じている自分に気づき、そこからまた感じえる世界観も変わってきたそうです。

そして、五感をバランスよく鍛え磨くことにより、五感がバランスよく整うかのように精神までもが丸くなっていってることに気付いたそうです。

 

和をつくりだす社会に

世の中には実に様々な人がおり、はた職場や家族を垣間見ても、各々の感性・個性をもっている。 例えば、その人がここの部分が欠けていたとするならば、自分が補ってあげたり、また、互いに補いあえることができる。

自分が丸くなれば、相手の形に柔軟にうまくはまることができる、つまり、人間関係が円滑になることで無駄な争いやもめごとはなくなり、人と和を保つことができる、それがゆくゆくは平和な社会の礎になる、と。

 

なんとも深いお話を聞かせていただきましたが、その方が仰ることはまさに人間として心得て目指していくべきあり様であると思いました。

 

1369632_13121231 (2)

心月輪
【現代語訳】心は満月そのものです。

 

このお話をきいて、思い出した言葉です。この言葉は、良寛が書き残した言葉です。この言葉には、「心月孤円、光万像を呑む」という中国の禅師の言葉にあるように、仏心・無心は孤高で欠点がなく、その輝きは一切を包んでいるという意味であり、この「心月論」を意味しているのも、人間的な概念を突き抜け無心にまで行きついた心はすべての対象に自由に輝く、満月そのものであると意味しているのではないかと思います。

 

無心に・・・とまではなかなか現生をいきるなかでは難しくとも、五感を磨き、整うことで、人間としてもバランスのとれた丸くなる、すなわち、この満月のように光輝くまあるい心をもつ、というのは意識すれば日々の生活の中でも行えそうですよね。

 

ゴールデンウイークが終わると、またいつもの生活がはじまるかと思いますが、心を丸く満月のようにしてみる・・・と意識するだけで、職場での人間関係なども変わってきそうですね♪

 

 

 

ついでに・・・このお話をしていただいたお客様の嗅覚の磨き方で実践していることは、自然の香りを聞く、ことでそうです。その土地の香り、自然の香り、そして、香などの美しい香りなどを目をとじて“聞いて”るとのことでした。 (Juttoku.の香りにも、大変ありがたいお褒めの言葉をいただきうれしかったです。職人の方々のおかげですので早速休み明けにお伝えしたいと思います!)

 

 

 

 

久々に長々となってしまいましたが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。皆々様にとって、今宵も満月のすてきな夜をお過ごしくださいませ♪

 

 

 

 

 

悠久の時をこえて楽しめる秋のうつろい

いつもご覧いただきありがとうございます。

紅葉1

天皇陛下の傘寿を記念して

天皇陛下の80才の傘寿を記念して皇居で行われている「乾通りの秋の一般公開」に行ってまいりました。

普段は事前に申し込まないと入場ができない皇居内。またとない機会だとおもい、朝からワクワクしながら向かいました。

皇居前の大行列

皇居2

私が行った時間は、開門から1時間たった11時ぐらいだったのですが、もうその時には長蛇の列ができておりました。

皇居1

あんなにも大勢の人たちが集まっているにもかかわらず、警察官の丁寧な誘導のもと、みなさん寒いなかでも意気揚々としながら並んでいました。

ボディチェック、荷物検査も済み、いよいよ坂下門をくぐるときは、並び始めてから約1時間過ぎたあとぐらいでした。

 

悠久の時が流れる空間で楽しむ紅葉

皇居3

坂下門をくぐると、そこは神社とはまた違う厳かで神聖な空間。現在は皇居であるが、元は徳川家が鎮守していた江戸城の敷地でもある。庶民はなかなか入れない特別な空間に、そして、時がたっても大きくは変わらない不変な空間に足を踏み込んだ瞬間、なんともいえない感極まる思いがこみあげてきました。

坂下門から乾門までの約750メートルもある乾通りには、両サイドにはイロハモミジやイチョウなどがきれいに彩っておりました。

皇居4

皇居5

 

本丸跡地から垣間見える江戸と東京

今回のこの一般公開は、紅葉だけでなくなんといっても、普段はみることができない皇居の一部です。

皇居6坂下門をはいってすぐ左手の丘の上にひっそりと佇む新宮殿。

皇居7

歴史的建造物ともいわれている宮内庁。

皇居8そして、【富士見櫓】と。櫓の上からは、富士山はもとより、秩父連山や東京湾までみれていたそうです。
(情報参照元:千代田区観光協会ホームページより)

皇居9下から見上げる、きれいに色づいたモミジと堅牢な石垣と富士見櫓の景色も優美で美しいのですが、きっと櫓の上から見える眼下の紅葉の景色と江戸の城下町、そして富士山・・・は、今となっては圧巻の美しさだろうと思いを募らせます。

 

皇居10

蓮池壕の看板の後ろにみえるこちらは、【富士見多聞】。
この多門とは長屋作りの武器庫だったそうで、本丸には十五棟の多聞があったそうですが、現在残っているのはこの富士見多聞だけだそうです。

 

局門これは、【局門】。 江戸城との境にあるこの内堀を超えた先が、本丸。そこへ、仕えていた大奥の女中が出入りしていた門で、この門の奥に女中たちの住まいがあったそうです。

“局”という響きから、会社にいる「お局様」などを想像していしまいますが、この「局」という意味は、[将軍家などに仕える地位のある女性を敬っていう語]でもあると、丁寧に宮内庁の職員の方に御説明いただきました。

 

 悠久の時をこえて楽しめる秋のうつろい

皇居11

皇居の周辺は、再開発が進み次々と高層ビルが建っており、東京駅界隈だけでもこの50年で大きく変容しておりますが、皇居の中は外とは対照的に、時がとまっているかとも感じられるゆっくりとした時の流れを感じました。

江戸時代から残っている本丸の石垣や櫓などとみえる紅葉の景色は、とても神聖な美しさとまた時を超えてもつながる不変の自然が描き出す美しさを体感することができました。

 皇居12

天皇陛下傘寿の節目に、今回こうして足を運ぶことができてとてよかったとおもいました。この先も、この平和な時が守られ・・・そして、何十年、何百年さきの後世の人たちにもこの美しさを体感してもらいたいという想いを馳せながら・・・乾門を後にしました。

 

 皇居16

 

この「乾通りの秋の一般公開」は、12月7日まで開催されるそうです。今週末の東京の天気は、快晴みたいなので、ぜひお時間を作って行かれてみてはいかがでしょうか。

 皇居15 皇居17

 

 

本日もご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

秋の深まりを感じる・・・神無月

さわやかな秋晴れに恵まれておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

暦のうえでは、もう10月(神無月)になりました。秋のお彼岸も過ぎ、金木犀が咲いてるのをみると、「あぁ秋だなぁ」と感じられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。金木犀の香りを感じると、名残惜しいですが、心のどこかで感じていた夏の余韻ともお別れ・・、もう年の瀬に向かうんだなぁと気持ちが切り替わります。

神無月
さて、Juttoku.では10月に入り女性スタッフのユニフォームも夏から衣替えしました♪
お店のレイアウトも少し変更して、今月もお客様のお越しをお待ちしております。

先月は、うれしいことに「お香を初めて使う」というお客様が多くいらっしゃいました。
人によっては、お香というと畏まってしまったり敷居を高く感じてしまう方もいらっしゃるみたいですが、そんなことは全くありません♪

今月は、初心者の方でも楽しく始めていただけるようお香の魅力についていろいろとお伝えしていきたいと思います!また、いよいよ・・・今月はいくつか新商品もでる予定でおり、ワークショップも開催予定でおります。

情報は、引き続きこちらのFB・ブログでご案内させていただきますので、今月もご愛読
いただけますようお願いします。

 

皆さまにとって、今月も実り多き月でありますように・・・!

心の中の星に目を向ける新月の夜

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
ここ東京は雲がでていたりとどんよりとしたお天気ではありますが、先週までの夏の暑さもどこへやら・・・少しずつ暑さも和らいできましたね。

hnb0026-033

老陽日に衰へて秋陰の気次第に増し
            暑気すでに処すと依って欺く云ふ

暦では、8月23日から「処暑」になりました。
「処」には、止まるという意味があるそうです。ですので、「処暑」は暑さががおさまるという意味。

言われてみると・・・先週に比べると、朝晩はなんとなく「もうそろそろ秋だなぁ」と感じる時もあります。

ついこの間まで梅雨明けからの夏を待ち遠しく感じていたにも関わらず、気づけばその夏ももう終わりを告げるころに・・・。
なんとなく感傷に浸ってしまう今日この頃ではありますが、皆様の夏はいかがでしたでしょうか?

想い想いの夏・・・

私個人的な話で恐縮ですが、今年の夏は突然の訃報に立て続け見舞われたため、「生死」についていろいろと考えた夏でした。大変悲しい別れではあるのですが、同時に「生きる」ということ、そして、今日その日一日一日がかげがえのない大切な日であるということにあらためて気づかさせてくれました。

一方で、Juttoku.のほうでは今夏より新たなスタッフが仲間入りしてくれました。淡路島で作っていただいたお香や、奈良でつくられているアロマをお客様にきちんと真心をこめてお届けできるようにと日々精進しながら新しい仲間と共に取り組むことができ、新たな風を吹き込んでくれています。

印香と香袋のワークショップも毎週一回ずつ開催させていただき、ご参加いただきましたお客様に日本の香文化をお伝えさせていただくとともに、香を作る過程で自分自身と向き合う時間を一緒に共有できたのもなんとも贅沢なひと時でありました。これらのワークショップは、Juttoku.としては新たな取組みであったため、始める前はやや緊張しておりましたが、淡路島の職人の方の温かいアドバイスもいただき無事に開催することができました。

 

 

夏はまだまだこれからだ!と思っていたのもつかの間。 振り返ると、あっという間に過ぎ去ってしまったかのようにも感じ、夏をもっと満喫したい!!など様々な想いが入り混じり、感傷な気持ちにもなってしまいます。

夏に決意したことの振り返り

夏を迎える前にそれぞれ何かしら心に決めた目標があるかと思います。

・今年の夏は●●に挑戦するぞ!
・今年の夏は、●●の資格の勉強に専念するぞ!!
・今年の夏は、ダイエットするぞ!!
・今年の夏は・・・・・!!

いかがでしょうか?それらは、無事に決行できましたでしょうか?それとも・・・?

 

2014年晩夏の新月の夜

夜空

今日は、新月!

東洋を起源とする「陰陽学」では、月が欠ける周期は陰のエネルギーが高まる時といわれており、新月のタイミングで、陰の気が最も強くなるといわれています。

この陰の力とは「引」という下がる力。
それは、思考を深めたり、内観をしたり、集中、インプットなどをすると月の自然の力が後押しをしてくれるといわれています。

奇しくも新月の今宵は、ぜひ早目に仕事を終わらせて、一人自分自身と向き合う時間をお楽しみください。

今年の夏にやりたかったことをあらためて書き出してみて、できたこと、できていないことを整理してみてはいかがでしょうか?

もしまだできていない・・・ということがあれば、今週一週間まだあります!!何もせずにあきらめるよりかは、何かしら行動してみる計画をたてられてはいかがでしょうか。

 
心の中の星に目を向ける新月の夜

新月なので月明かりはなく、夜空は闇夜ではありますが、写真のように夏の夜空には満点にきれいにひかる星々があります! それはきっと・・・ご自分の心の中にある思いと同じでしょう。 

今宵は、月の眩しいあかりがない分、ご自分の心の中の星々に目をあててみてください。

 

それでは、どうぞすてきな新月の夜をお過ごしください♪

 

 

 

 

 

[今日のオススメのお香]

68139642

 Juttoku.
スティック香 新月

「新月」にあわせて調合した香り 。メリッサ/レモングラス/インド産白檀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「香り」も衣替え~今日から水無月~

今日から、[水無月]にはいりましたね!

SONY DSC

暑い日が続いたなぁと思いきや・・・・、気づけばもう東京も梅雨いり間近。
ついこの間コートを脱いで、春の陽気を楽しんだと思えば、もうしとしと雨の梅雨の季節に。 日本の四季は、他国に比べると、類まれなる変化に富みます。
同じ風景でも、季節によって違う表情を楽しめるのもなんとも風情がありますよね。

気分も新たに、衣替え

6月にはいると、制服を着ている学生や公務員の方などは冬服から夏服へと衣替え。
今年のクールビズは、スーパークールビズとうたい官公庁の一部では”半ズボン”出勤もありみたいですね。

いずれにせよ、やはり毎日着る身なりを一新することで、自然と自分の気持ちも変わります。

調べてみると、この衣替えは平安時代から始まった風習だとか。
当時は、4月1日と10月1日と、年に2回行われていたそうです。

これは推測ではありますが・・・当時は、十二単をはじめ着物をまとっていたのですから、さぞかし冬から夏への衣替えとなると、袷(裏地がついた着物)から単衣(一枚仕立ての着物)へと衣替えすることによい、身にまとう重量もさぞかし軽くなり、
心身ともに気持ちも軽やかになったことでしょう。

衣類だけでなく、部屋の香りの変化も

衣類だけでなく、部屋の雰囲気もこの際衣替えしてみてはいかがでしょうか?
部屋のインテリアの模様替えもさることながら・・・、
〝目に見えないインテリア”でもある「香り」も変えてみると、一気に気分もお部屋の空気が変わります。

茶道では、お客様をもてなすためや茶席を清めるために香が焚かれますが、それは季節に合わせて焚くものがちがいます。 
たとえば、夏は白檀や沈香などの爽やかで軽やかなもの、冬には、まろやかで温かみのある香料を調合し蜂蜜などで練り合わせ練香が用いられたりします。

私どもがお世話になっている淡路島の職人の方のお話によると、同じ香木系の「お香(スティック状」でも、夏はさっぱりしたさわやかな沈香が合い、冬は温かみのある白檀の香りが合うと、いつもおっしゃっています。

夏と冬によって感じ方もことなりますし、湿度によって香りの広がり方も異なるので、意識して感じてみると同じ香りものでも、夏と冬では異なります。

ぜひ、今年は衣替えだけでなく、部屋の香りの衣替えも意識して楽しんでみてはいかがでしょうか。

上述した原料の違いもあると思いますが、こうして季節も暑くなり湿った季節になると、
今までとは違う香りが好きになったり、体が受け入れててくるかもしれません!

季節の節目、ぜひ「香り」の衣替えもお楽しみください♪