夏越大祓で、心身ともに清らかに

Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

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夏越大祓

今日は、夏越大祓の日。

この半年の内に、自分自身が知らず知らずのうちに犯した罪や過ちまた心身の穢れを祓い清め、本来の清浄な心身に戻り日々の生活を営むための神事が神社で行われます。

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Juttoku.神楽坂店の氏神様でもる赤城神社でも行われています。

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境内には茅の輪が設けられ、これを3回くぐることにより身を清めます。

 

大祓とは

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大祓の起源は、神代にまでさかのぼります。

日本神話の中で、須佐男命(すさのおのみこと)が犯した罪により、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れ、国中が暗闇に包まれ皆が困っていたところ、天児屋命(あめのこやねのみこと)の奏上する祝詞(大祓詞)により岩戸が開き、天照大神がお出ましになられた、といわれています。

身を清める茅の輪

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心身を清めた後「茅の輪神事」が行われます。また、神社の境内には茅の輪が設けられており、3回くぐることで、身を清めます。

須佐男命が旅の途中、蘇民将来の家に泊まられたとき、その御礼に茅の輪を授け、その芽の霊力により悪疫を免れることを教えられたという云い伝えによるものだそうです。

 

「心身を清める」お香

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お香にも「心身を清める」という徳があります。

半年の区切りである今宵は、香を焚きながら、これまでの半年を振り返ってみてはいかがでしょうか。お勧めは、自ずと心に溜まってしまった悩みや問題事を紙に書き出してみること。紙に書きだすことで心の中に鬱積していたものが出て、心が軽くなります。

お香の心地よい香りが、自然とありのままの己と向き合わせてくれ、そして、煙と共に悩み事も天へと消し去ってくれます。

 

幸多き一年になりますように

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心の大祓をし、明日からの半年も清らかな気持ちに。
皆さまにとって残り半年も、幸多き日々でありますように、お祈り申し上げます。

 

 

長谷寺にて弁天様に

Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

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弁天様にご縁を感じ

Juttoku.は「弁天様」にとてもご縁があり、また特に信望しております。それは、奈良県天川村の天河大弁財天社でのご縁もありますが、水の神様であられる弁天様をつうじ、日本の精神・文化にも紐づき学ぶことが多々あるからです。
(余談ですが、現在の神楽坂の店舗も「弁天町」という地名であり、近隣に弁天様を祭られているお堂があったりするのも実はお店を構えるきっかけになった一つでもあります。)

今まで全国津々浦々様々な地に行って神社や仏閣にお参りに行ってまいりました。そのお話しをお客様にお話ししたらぜひいろいろと情報を教えてほしいというお声もあったので、こちらのWEB上でもご案内させていただければと思います。

 

長谷寺にて弁天様に

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鎌倉の紫陽花の名所でもある「長谷寺」。過日のブログでもご案内しましたが、境内一面には紫陽花がきれいに咲き誇っており、とても美しいところでした。

 

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この長谷寺の境内には「十一面観音菩薩」をはじめ、「阿弥陀如来」、そして観音山には「千手観音」が祀られています。

しかし、境内を入りすぐ右手に行くと、「弁天堂」と「弁天窟」があります。

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弁天窟

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弁天堂を過ぎると、赤い鳥居が見え、洞窟の中へと誘われます。うろたえることなくそこに入り込まれてしまう不思議な空間です。

 

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鳥居をくぐり、洞窟の中に入ると少しひんやりとしており、薄暗いなかにも蝋燭や少しの灯りで燈された静寂な空間。

洞窟の壁面には弁天様をはじめ、弁天様に眷属(けんぞく:従事する)十六童子が彫られています。

善財童子(ぜんざい):十五童子を司る神
計升童子(けいしょう):経理・経営の神
衣裳童子(いしょう):着衣に不自由しない神
蠶養童子(さんよう):蚕・繭の神、衣服の神
筆硯童子(ひっけん):学問成就の神
酒泉童子(しゅせん):酒の神
牛馬童子(ぎゅうば):動物愛護の神
稲籾童子(とうちゅう):五穀豊穣の神
飯櫃童子(はんき):食物授与の神
金財童子(こんざい):金銀財宝・商売繁盛の神
船車童子(せんしゃ):交通安全の神
印鑰童子(いんやく):悟りと解脱へ導く神
官帯童子(かんたい):法を守る神
従者童子(じゅうしゃ):経営の神
愛慶童子(あいきょう):愛情・恋愛成就の神
生命童子(しょうみょう):長寿の神

洞窟の中に一つ一つ丹念に彫られた童子様のその姿からは、魂と申していいのか命と申していいのか・・・とにかく自然と手を拝みたくなる空間です。

そして、この洞窟内にはなんと「宇賀神様」も祀られています。
弁天様の頭部にいらっしゃるともいわれ、「人頭蛇身」でもある宇賀神様。雨を降らし穀物を育て水と富にご利益のある神で弁財天と一体となった神様であられます。
弁天様を祀られているなかでも、宇賀神様も祀られているところはなかなかないため、大変貴重です。

 

真摯な祈りが届く静謐な空間

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洞窟内一番奥に鎮座されていらっしゃるのが、弁天様。
静謐な空間の中に、じっと佇まれているそのお姿を間近で感じ取ることができます。

そもそも、この洞窟は弘法大師空海が参籠(さんろう)した地と言われています。つまり、この地である期間籠り、祈りを捧げていた場所であります。

弘法大師は、この地にまで来ていたのかと思うと感慨深く、またどのような祈りをこの地で捧げていたのか・・・・思いをはせるばかりでありますが、しばしこの空間にいるだけでも何か心が平安になります。

 

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洞窟内には、木彫りされた弁天様がおかれており、思い思いの願いや祈りをこの弁天様に書き奉納されています。

 

 

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長谷寺は「観音堂」をはじめ阿弥陀如来様が祀られている「阿弥陀堂」など大きなお堂に注目されがちでありますが、ぜひ「弁天窟」のほうまで足も運ばれてみてはいかがでしょうか。

 


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長谷寺

住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
アクセス:江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
ウェブサイト:http://www.hasedera.jp/

 


 

 

紫陽花を愛でに

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心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。四季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じることや、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

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紫陽花を愛でに

ここ2,3日、梅雨の中休みに入り、久しぶりに青空が広がり、気持ちのいい日を過ごされていますでしょうか。

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6月は梅雨の季節ということもあり、ジメジメしでどんより空が続くと気が滅入ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、この季節だからこそ楽しめるのが「紫陽花」鑑賞。この季節だからこそ美しく輝く紫陽花を鑑賞してきました。

 

花の寺 明月院

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言わずとも知れた紫陽花の名所である「明月院」。境内に入ると、青々と光輝く紫陽花が一面に広がっています。

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姫あじさい

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明月院の紫陽花の95%は、「姫あじさい」だそうです。

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花が優美ということから名付けられたと言われる「姫あじさい」。

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“淡い青から日ごとに青さを増し、最後は悠久の空の青、母なる海の青に染まり、大地に還ります”

これは、境内の看板に書かれていた文章の一部ですが、この文章に深く感動いたしました。

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「大地に還る」。

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臨済宗のお寺ということもあり、自然を俯瞰してとらえてみる教えに学びをえます。

 

それは、こんなメッセージからも感じ取れます。

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自然に還る、自然回帰というのは、なんとも日本の精神であありますね。

 

 

鎌倉の西方極楽浄土「長谷寺」へ

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続いて、「鎌倉の西方極楽浄土」ともいわれる「長谷寺」へ。
一年を通じて季節の花々を楽しむことができるといわれていますが、紫陽花の名所の一つでもあります。

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境内に入ると、色鮮やかな花がお出迎え。 蓮もすでにきれいに咲いていました。

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階段をのぼる途中には、愛らしいお地蔵さまが。

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阿弥陀如来様、十一面観音菩薩様に祈りと感謝の気持ちをこめて手を合わせ・・・・

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祈りの心が通じたかのように、長谷寺から覗く展望は晴れやかできれいでした。

 

華を咲かせたいという祈りが通じた場所

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そして、いよいよ境内の「観音山」へ。

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この日は、平日ということもあってか30分待ちで入れましたが、看板には「60分」「90分」待ちのカードもあったので、週末となるとすごい人数がくるのでしょう。

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山一面に広がる色鮮やかなアジサイ。

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「観音山霊験記」によると、

“昔、相州鎌倉長谷の村に観音山在り
極楽西方浄土と伝う地に
華を咲かせたいと願う老師は
ある夜、霊夢を見た

一人の童女が観音山に向いて
この山に花を咲かせ給えと祈祷すると

空に七色の雲が湧き出で
やがて山神が現れた

地の神は長い鉾にて地を浄め
雨の神は恵みの雨を降らせ
風の神は袋より花を吹き出させた

たちまち観音山は紫陽花の花が咲き誇り
極楽浄土のごとき七色の華で埋め尽くされた

目覚めた老師が山を眺めると
確かに絢爛な華の山になっていた

老師はたいそう喜び 山中に千手観音を祀りて祝福した”

とあります。
(こちらはは、山を上がる手前にある看板に紹介されていました)

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神々が施してくれたように、ここ観音山は紫陽花のきれいな花々で埋め尽くされ、ここにいるだけでも気持ちが高揚します。

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千手観音に、お礼と感謝の気持ちで祈りを捧げ

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しばし、紫陽花にかこまれながら「極楽浄土」の心地を楽しみました。

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DSC_0915ゆっくり昇り降りしても15分あるかないかの距離ではありますが、色鮮やかな紫陽花に囲まれながら、心が華やぎ、そして和みます。

 

心の浄化と紫陽花の色

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6月30日は大祓の日でもありますが、こうして青々と輝く紫陽花を見つめていると、自然と心の汚れも消えていくような感覚にもなります。

「西方の極楽浄土」として、神々がここに紫陽花の花にしたのも、「心の平安」を考えると自然の摂理にあうことであり、ただただ自然の凄みに感服するばかりであります。

 

 

 

目で楽しみ、心で鑑賞し、心を慰めてくれる

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“人は誰しも
はかない花の想い出の中に生きています。

大切な人との別れ、いとおしい物との別れ
そんな時 ふと目に止まった花が
どんなにか
心を慰めてくれたことでしょうか”

これは、明月院の境内の「花想い地蔵」に書かれていたメッセージです。

6月も残りわずか。そして、2016年の折り返し時点まであとわずか。
紫陽花を眺めながら、心思いにふけてみてはいかがでしょうか。

 

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2016年後半も幸先がよく、幸多き日々が連なりますように・・・。

 

 


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水無月の旅~紫陽花を愛でに~

≪明月院≫
住所:鎌倉市山ノ内189
アクアス:JR「北鎌倉駅」徒歩10分

長谷寺
住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
アクセス:江ノ電「長谷駅」徒歩5分


 

 

 

 

天河大弁財天社で自分に還る

Juttoku.便り
心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。
四 季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じること や、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

天川

神々が降りたつ神聖な領域

Juttoku.のアロマオイルを生産している場所、そこは奈良県にある天川村。 当ブログを御覧いただいている方々はよくこの天川村を目にしていただいているかと思います。

日本には47都道府県あり数々の市町村が在りますが、 この「天川村」についてはご存知の方はなかなかいらっしゃらず・・・、店舗等でご紹介しても「初めて聞いた!どこそこ?!」という反応が9割強でおります。そのため、「天川知っています」「天川に行ったことがあります!」というお客様がいらっしゃると、互いにとても喜び天川村トークではしゃいでしまうほど。

実はあまりにも特別で神聖な場所ということもあり、うかつに表面的な情報のみでご紹介することはできないと勝手に思い込み・・・・きちんとご紹介できずにおりましたが、自分たちの中でようやく腹に据えることができたので、言葉足らずかもしれませんがご紹介させていただきます。

 

多くの人の祈りを集めた聖地

奈良県吉野郡天川村。そこは、地図でみるとちょうど紀伊半島の中央部にあります。「吉野」「熊野」「高野」というヤマト三大霊場を結んだ三角形の中心部に位置しており、周りを近畿最高峰八経ヶ岳(1,915m)をはじめとした標高1,000〜2,000mの「近畿の屋根」といわれる大峰山系の山々に囲まれた村です。

 

鬱蒼とした原生林に覆われた山々は神仏の宿る場所として古くから信仰を集めており、山岳信仰・修験道の修行の場として、今でも修験道の修行の場として多くの人の祈りを集めておりまさに聖地として大切に守られてきた場所です。

 

 

 

秘境の地

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「近畿の屋根」といわれる大峰山系の山々に囲まれたところにある天川村は、行くのも修行のようにも感じる遠い道のりです。

 

東京からは、まず京都に。そこから、近鉄線に乗ります。近鉄線の電車に揺られること約40分~50分、ようやく「下市口駅」に到着します。そこから、一日に数本しか走っていないバスに乗ります。バスに揺られながら、うっそうと木々の生い茂る山間を右に左に縫うように上がること、約1時間弱。ようやく天川村に到着します。

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降りたつと、そこはまるで別世界。山々に囲まれた、静寂で気が満ちた世界がひろがり、そこはまさに“秘境”の地です。

 

 

 

 

聖地として人々をひきつける場所

天河大弁財天社

この天川村において欠かせない場所は,標高1895Mの主峰である霊場「弥山」の麗にある「天河大弁財天社」です。弁財天様、熊野坐大神、吉野坐大神を祀っています。

ここは日本の歴史書には大きく名がでずとも、日本の長い歴史を紐とくなかでとても縁のある場所です。

 

ヒノモトという言霊を天から与えられた場所

天河大弁財天社

私たちがこうして平らかに健やかに過ごすことができているここ日本。この“日本”という国名はこの地で天から与えられたという伝説があります。

それは、ときの天皇、神武天皇がこの天河神社で“ヒノモト”という言霊を賜ったという伝説であり、社殿の下には今でも人踏禁制とされている磐座が鎮座されており、そこで神武天皇が祈られたといわれています。

 

また、その後、壬申の乱での戦勝祈願の功に対する感謝の印として、天武天皇によって壮麗な社殿を建てたのが最初であると伝えられています。

 

 

弘法大師空海も修行をした場所

後に様々な偉大な僧たちも、天河という聖なる場の神秘によって引きつけられていきます。

 

修験道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)は、霊山である大峯山に75靡の道場を開き、平安時代(9世紀はじめ)には、空海(弘法大師)が天河神社を拠点として修業を行ったといわれています。

約3年の修行後、空海は言わずと知れた高野山金剛寺にて開山、真言宗を築くに至りました。

 

 

 

天河弁財天社

その他にも、南北朝時代には足利尊氏に強引に幽閉されたときの天皇、後醍醐天皇は吉野の山に逃れて対立していましたが、後を受け継いだ後村上天皇は、皇族にとって不遇な時にここ天河神社を拠点に過ごしたといわれており、皇族とも縁のある地。

 

また、天河神社の弁才天さまは芸能の神としても名高く、天河神社の宝物殿には、能面や能装束など多数現存されています。 それは、世阿弥が6代将軍足利義教に迫害されたのち、嫡男の十郎元雅が所願成就を願い、世阿弥が使ったといわれる「阿古父尉(おこふじょう)」の面を寄進したといわれています。

 

 

 

縁がある人しか行けない

天河大弁財天社

このように、天河神社は様々な古の時代より“聖なる地”という神秘により人々を引きつけながら、1300年以上にもさかのぼる壮大な歴史を綴ってきました。

 

しかし、一方で“天川には縁がある人しか行けない”とも言われています。言うなれば,縁のない人は行きたくてもいけないということ。  予定をたてていても、仕事が急に入ったり体調不良になってしまったり・・・理由は様々。 それは、まだ天川に行くべきタイミングではないという啓示なのだともいわれます。

はたしてそれが本当かまやかしか、信じるのはその方次第ですが、それだけこの地が“神々と宇宙に一番近く神聖な場所”でもあるというのは、この地に訪れたら感じるはずです。

 

 

 

真の自分に還る

天河神社

競争社会、物質主義社会、情報化社会といわれる現代の社会生活。その中にいると表面的なことばかりに気にとられてしまったり、時間に追われるばかりの忙しなさで、悪い想念やストレスがたまるばかりで心のゆとりがなくなり、心身ともに疲弊をしてしまい自分を見失ってしまうことも。

しかし、自然に囲まれた静まりかえった天川村の中にいると、自然、宇宙が奏でる呼吸に情調できるので、だんだんと心が洗われ、体も軽くなり、真の自分に戻れます。

それは、海抜1000M級の山々に囲まれ、谷間の集落部は約800Mにある天川村一帯が、人間が胎内にいる時の気にほぼ等しく、陰の気と陽の気が合体しやすい高度にあるということ。また、弥山の麓にある天河神社が大峯山系の山々の中で、胎児の世界である「胎蔵界」と人間世界に生まれてから死ぬまでを表す「金剛界(こんごうかい)」のちょうど間、つまり、人生の原点でもある“生命の誕生”の地に建立されているから。

この地のエネルギーもあるからこそ、真の自分に還れるのかもしれません。

 

 

日本人の精神の源に立ち還る

 

天河大弁財天社

長い歴史を様々な面々で綴ってきた天川村。もし今『行きたい!』という心の鼓動を感じたら、ぜひ早速訪れてみてください。

 

 

天川村

天川村は、娯楽を楽しむような観光地的な場所ではなく、“心の目”で感じ安らぐ場所のような感じがします。

目に見えるものしか信じなくなり、自然への畏敬の精神さえ見失ってきていまっている社会風潮のなか、この地に訪れると、“心”で感じる楽しさ、自然とのふれあいという、本来の日本人が大切にしていた精神の源に立ち還ることができると思います。

 

 

みたらい渓谷

天川村には、天河大弁財天社のほかにも、洞川や、みたらい渓谷など、ほかにも魅力ある場所があります。

 

この地にご縁をいただいているJuttoku.として、様々な方々にこの地にも訪れていただきたい・・そういう想いもあり、これからも天川村の魅力をお届けしてまいます。

 

 


奈良県吉野郡天川村

天河大弁財天社
住所:吉野郡天川村坪内107


 

 

 

 

 

 

 

 

 

※当ブログ内における文章、及び画像の無断転載を禁止します。

 

 

自然の知恵、自然のエネルギー

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心に深い安らぎを与えてくれる「美しいカオリ」を、自然と調和する「美しいくらし」に、をコンセプトにもつJuttoku.。
四 季の美しい日本にいながら、自然と調和する暮らしのなかで、日々様々な出逢いや学びに恵まれます。それは、自然の時間の中に自分を置くことで感じること や、自然をつうじて学ぶ日本の美意識、そして旅先などで見聞することなど。本コラムでは、Juttoku.の折々の暮らしをお届けします。

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心の静養のひととき

奈良県天川村にきています。ここ、奈良県天川村は紀伊半島中部に位置しており、標高1,000〜2,000mの大峰山系の山々に囲まれ、441m~820mの標高が谷間の集落部はあります。そのため、今回もある程度厚着で着込んできたものの、寒さが身に染みいります。

でも、村の人たちに伺うと冬の天川村の魅力は「この寒さ」だと仰っていました。
空気がより澄んでとても気持ちがいい!と。そして、澄んだ夜空に浮かび上がる
星空もこれもまた格別・・・。

喧騒とした都会から離れて、ここにいると身も心も解き放たれ贅沢な静養のひとときです。

 

自然の変化、自然の動き

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天川村に来ると時間を見つけては、ハーブ畑のお手伝いをさせていただいています。

 

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写真ではきちんと撮ることができなかったのですが、この日は朝霜がみれました。村の人達同士の朝の挨拶には「今朝は霜が降ったなぁ~」というやり取りが聞こえ、こうして互いに自然の変化に感じあえるのはなんとも羨ましくも感じます。

 

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奇しくも、先日は暦のうえで『霜降(そうこう)』にはいり、 昨日は七十二候では霜が降り始める頃という『霜始降(しもはじめてふる)』。 自然の変化に同調している、いや、むしろこれが自然の変化であるということを学べた瞬間でした。

 

冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、
またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、
炭持て渡るも、いとつきづきし。

これは、紫式部がかいた「枕草子」のなかの一節。冬の朝は、寒さに根負けしそうでなかなか朝早く起きるのも辛いときがありますが、紫式部がうたうように早朝を楽しむ心もちになりたいものですね。

 

 

採れたての新鮮な香り

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寒さが厳しくなりつつも・・・こうしてローズマリーも青々と元気に葉をのばしています。

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葉からフレッシュないい香り・・・!!

DSC_0071オレンジミントも、葉はこの寒さなのにみずみずしく、温かみも感じる爽やかな香りをはなっています。

厳しい寒さにもまけず、こうして生き生きと生い茂っているハーブから強い生命力を感じます。

 

自然の知恵のあれこれ

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これはいったいなんだと思いますか?

 

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正解は、檜の木くず、オガクズです。

檜には防虫効果、殺菌作用があるため、土の上にひくことで、虫の繁殖もおさえますし、雑草が生えるのを防ぎます。

オガクズをまくエリアは、主に畑の通路になる部分のみ。こうして毎年秋のこの時期にあらかじめ檜のオガクズをまいておくと、冬をこしたときには自然と土の中にもどっていきます。

DSC_0087一方で、ハーブの根の部分には干した藁をしきます。

これはこれからの冬の寒さを乗り越えるため。藁をしくことにより、土の保温効果があり、また雪からもハーブを守ります。

自然にあるものを活かす。先人の知恵。自然には無駄なものはありませんね。

 

DSC_0073小一時間の雑草とりの作業でしたが、これだけの雑草がとれました。

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 こんなに小さな芽でも、根はものすごく深くて長い・・!雑草の生命力、力強さに感服しつつ・・・、雑草を抜き終わった後の爽快感はなんともいえぬほどの清々しい気分になります。

 

自然の大地のエネルギーをもらう

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畑作業のあとは、お楽しみのとれたてのハーブを美味しいお水を沸騰させたお湯を注いでいただきます。

このハーブティーがどれほど美味しいことか・・・・。

この大地で育ったハーブを天川のおいしいお水でいただくのですから味はいうまでもなく、格別に美味しいです。 苦味は全くなく、爽やかな香りがひきたちながらも、味は甘みと爽やかさのハーモニーが口の中でひろがり、胃のなかにすぅ~とはいり体の芯から温まります。

飲んだ後はしばしの間、外の景色を見ながらボーッとしたくなります。五感で楽しむハーブをいただくこの時間は、至福のひととき。

 

四季おりおりの中、厳しい寒さや暑さを乗り越えてはつらつと生きているハーブからは、自然の大地の力強いエネルギーを感じます。

 

そして、無農薬で自然に生育しているハーブから放つ爽やかな香りは心に感動を与えてくれます。

数年前にいろいろと精神的に辛いときが続いたとき、淡路島の職人の方からも職人が手塩に育てているハーブをいくつもいただいたことを思い出します。その香りでどれだけ救われたことか・・。とれたての新鮮の香りを体感できるハーブ。お香の雅な香りとはまた違う側面をもつ香りで癒されます。