取材をうけて思い返す、創業時の想い~第一章~

皆さま、こんにちは。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、お店に某雑誌の取材の方がお越しになりました。
インタビューをうけるなかで、そもそもどうしてお香を販売することになったのか・・・。
お話をしているなかで、志の原点に省みることができました。

全てはこの思いから始まり、今に至るのですが、この先もこの志の軸をぶらさぬよう、あらためて大切にしていきたいと思い、この場をかりてお話させていただきたいと思います。

 

精神的に病んでしまった先に感じたもの

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今日の取材の中でも聞かれたのですが、
「そもそも、なんでお香を販売しようと思ったのか?」ということ。
これは、私自身の経験が大きくあります。

起業前、私はIT系の会社に勤めておりました。

職場の仲間にも恵まれ、営業畑あがりの私にも関わらず当時の上司は、様々なチャンスを与えていただき、WEBマーケティング等に従事させていただいておりました。

しかしながら、リーマンショックの煽りをうけてなのか・・・・、当時の会社でも、派遣切りがあったり、組織体制が大きく変わったり・・・。 

一緒に頑張っていたチームメンバーは、派遣の方が多くいたため、こんなにも一生懸命会社のために頑張っている人がいるのにも関わらず、何故こうも簡単に解雇ができるのだろうか・・・・、私にはなかなか理解できることができませんでした。

そして、残された社員には仕事がどんどん膨らみ・・・・、毎日終電・・。

皆それぞれがストレスを抱えこんでいるので、社内コミュニケーションもだんだんとギスギスしだし・・・。なんでこんなことでいちいち揉め事が発生するのだろう・・・と、疑問にも感じてしまうことも有りました。

 

当時、私は20代中盤。振り返ると、青臭く、忍耐力がなかったなぁと反省するのですが、精神的にもだいぶ追い詰められ、軽度の鬱と診断されてしまいました。

そんな私を見かねてか・・・・友人が旅行に連れていってくれました。

 

 

香と安らぎの空間のなかで感じた確かなもの

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東京から離れて静かなところで静養をしながら、友人が陶芸をしたいというので、
「西湖」の近くに陶芸が体験できる施設に行きました。

ここが、全ての運命の始まりの場所になりました。

20畳ぐらいの昔ながらの造りの小屋の中は、お香が焚かれており、聞こえてくるのは川のせせらぎや、小鳥たちのさえずり。
とても静かで安らぐ空間の中で、友人は陶芸を、私は香袋づくりの体験をしました。

この小屋に行くまでの私は、日頃のストレスが溜りに溜り・・・・
気力がなく、考える事言うことなすこそ・・全てネガティブなことばかり。
この先自分はどうなるのだろう・・・・と、お先真っ暗な感じでした。

しかし、1時間ぐらいでしょうか。
この香が焚かれている空間の中で香袋をつくりながら、ゆっくりした時間を過ごしていると、それまで感じていたネガティブな思いやストレスに感じていたものが全部消え、気持ちが晴れやかになっている自分がいるのに気づきました。

 

『あぁ、こういう安らぎの時間を普段の生活の中でもてれば、
 毎日の生活の中でも生き生きと過ごせる!』


『職場の同僚の人たちにも、オススメしたいなぁ! 
そうすれば、また前みたいな笑顔溢れる職場になるのになぁ!!』

『今までなんで小さなことでクヨクヨ悩んでいたのだろう! 
明日からまたがんばろう!!』

 

 

 

 

 

第二章へ続きます・・・・・・・。

続きは、[こちら]から御覧ください。

 

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